昨今、まちづくりや地域活性化、地方創生に関する本が多数出版されています。
「どの本読もうかな…?」そんな風に悩んだときにおすすめしたいのが、耳で聴いて本が読めるAmazon Audibleなどのサービスを使って読める本です。
毎日、忙しくて読書時間が確保できない人や、本は読みたいけど活字を読むのが苦手な人でも、スキマ時間などに読めるのが聴く読書の良いところ。
目が疲れにくく、中身に集中できたり、1.5倍速、2倍速で聴けるのも利点ですね!
ということで、今回はAmazon Audibleをつかって聴く読書が可能なまちづくりに関する本のみをまとめてみました。興味ある本があったら、ぜひ早速、聴く読書で読んでみてください。
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地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門
SNSで話題となった本書のキャッチコピーは「補助金が地方のガンなんや! 自分らの手で稼ぐ、それ以外の方法で再生なんかありえへん」です。物語形式で、固くなりがちなまちづくりをわかりやすく解説しています。
また、札幌・盛岡・女川・山形・福井・甲府・熱海・勝川・城崎・小倉・長崎・熊本・鹿児島など、全国各地の「未経験者」400名が実践したノウハウを公開している点が本書の特徴です。
まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか
本書のタイトルにもなっている「まちづくり幻想」とは、みんなが常識だと思いこんでいるものが、実は現実とは異なり、それを信じ、共有してプロジェクトを進めてしまうが故に地域の衰退を加速させる、本質的な問題を指します。
筆者は失敗する地域再生事業の多くは、取り組み内容以前として、関係者の思考の土台そのものに間違った思い込みがあると指摘したうえで、幻想の詳細とそれを打ち破るアクションを本書は提案しています。
地方創生大全
大全と銘打っているだけあり、本書では地方が抱える問題を「ネタ」「モノ」「ヒト」「カネ」「組織」の5つに体系化。28の「問題の構造」を明らかにし、明日から取り組める具体的な「再生の方法」を提言しています。
他の本と比べて厚く書名も仰々しいため一見すると手を伸ばしにくいですが、文字は大きめで平易な言葉でわかりやすく書かれているので入門書としてもおすすめ。聴く読書ならばさらに分かりやすく聞くことができます。小室直樹『危機の構造』にも通ずる日本が抱える闇を明らかにしています。
観光再生 サステナブルな地域をつくる28のキーワード
著者の村山 慶輔さんは、2007年から国内最大級の観光総合情報サイト「やまとごころ.jp」の運営者です。
「インバウンドツーリズムを通じて日本を元気にする」をミッションに、内閣府観光戦略実行推進有識者会議メンバー、観光庁最先端観光コンテンツインキュベーター事業委員をはじめ、国や地域の観光政策に携わっている観光のスペシャリストです。
本書では、そんな村山氏がウィズコロナ・アフターコロナの観光を考えるうえで重要な28のキーワードをわかりやすく解説しています。観光を学ぶ学生から現場で観光事業を行う人まで、観光に関わる全ての人が読んでおきたい1冊です。
未来を見る力 人口減少に負けない思考法
未来の年表で一躍その名を知られることになった河合雅司さんの著書。人口減少・少子高齢化という大きな課題に今後直面する日本において、企業も、自治体も、これまでと同じ考え方で同じことをしたら、変化に対応できず巣対するしかありません。
本書では、戦略的に縮むためにすべきことは何かに焦点を当て、、「売上や人口の拡大を目指す思考を捨てよ」「これから求められる能力はエンパシー」など、人口減少を希望に変えるための考え方のチェンジと指針を示しています。
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること
ベストセラーとなった本書はこれから約100年の間に日本でどんな社会問題が起きるのか、どのような状況になっていくのかを検証していく1冊。
将来予測の中でも予測通りにいく可能性が高い人口をベースに、人口減少社会が直面する問題を冷静にわかりやすく解説しています。地方創生/地域活性化に関わる人だけでなく、ビジネスマンや学生も読んで損はない人口減少社会の教科書です。
【あわせて読みたい】福祉のまちづくりを学ぶためにおすすめの本8選
人口減少社会のデザイン
これまでコミュニティや社会福祉を扱ってきた京都大学こころの未来研究センター教授広井良典氏の著作。
AIを活用した人口減少社会のシミュレーションを基に、破局シナリオ(財政破綻、人口減少加速(←出生率低下←若者困窮)、格差・貧困拡大、失業率上昇(←AIによる代替等)、地方都市空洞化&シャッター通り化、買物難民拡大(現在600~700万人)、農業空洞化)と、社会の持続可能性を①人口、②財政・社会保障、③都市・地域、④環境・資源の4側面から検討した画期的な1冊です。
AI・IoT活用による社会構想・政策提言への挑戦はとてもワクワクします。本書はより詳細な書評記事があるので興味関心があるの人はこちらの記事もあわせてご覧ください。
【書評】広井良典『人口減少社会のデザイン』-論点要約キーワードは「持続可能性」-
最後に-まちづくりを学べる本は他にもたくさん!-
今回は、Amazon Audibleを使って聴く読書で読めるまちづくり&地域活性化本を紹介してきました。
KAYAKURAでは、他にもまちづくりや地域活性化、地方創生に関する本を紹介しているので、ぜひあわせて以下の記事も読んでみてください。
SDGsおすすめ本13選(読んだ本のみ!)-初心者から企業経営・地方創生と絡めたい方まで-