【読んだ本のみ】SDGsおすすめ本-初心者から企業経営・地方創生と絡めたい方まで-

SDGs おすすめ本

2030年までの10年間で今よりも持続可能な世界をつくるために、絶対知っておきたい概念SDGs。ただ英語4文字で新しい概念ということで「SDGs初心者はどの本読めばいいですか?」「SDGsを地域で実践したいけどどの本読めば…」という方は多いはず。そこで筆者がこれまでに読んだSDGs解説本の中でおすすめの5冊を紹介します。AmazonレビューやWeb上の本紹介を引用して作った記事では分からない、読んだからこそ分かるおすすめ本のメリットデメリットも解説します。

SDGs入門|村上芽, 渡辺珠子

新書サイズで読みやすい文量のSDGs入門書。これからSDGsに取り組む人の参考になるように、SDGsの基本的な内容はもちろんですが、SDGs観点からみると企業の取り組みがどのように見えるのか、そしてこれから取り組むにあたっての第1歩をどう踏み出すかについてわかりやすく解説しています。

企業経営が主なので自治体経営や地域とSDGsを絡めることを考えている人にとっては少し消化不良になるかもしれません。これから勉強してSDGsとビジネスを結び付けて考えたい人にとっては、ESGとSDGsの関係、イノベーションと持続可能性の関係性、主たる10のテーマと具体的な行動を結び付けて解説する第5章など参考になる内容ばかりです。

60分でわかる!SDGs入門|功能聡子, 佐藤寛

ここで紹介している5冊の中で一番文字が大きくイラストがたくさんあって読みやすいのがこの本。見開き2ページで1つの語句や事例を紹介する流れとなっており、左ページが文章での解説、右ページがカラフルなイラストや表での解説と非常にわかりやすい構成になっています。

ビジネス×SDGsを主なテーマにしているので、SDGs入門と同様に地域や自治体でSDGsを実践したい人はちょっと違うかなと感じるかもしれません。ただビジネス×SDGsを学びたい人にとってはESG投資、SRI、CSV、CSRなど既存の概念とSDGsの関係性や、バックキャスティング・SDGs Compassなど使いやすいフレームワークが紹介されているので買って損が無い1冊です。

SDGsの基礎|白田範史

5名~7名の専門家が各々の知見からSDGsを解説している本書。上記2冊と比べると難しい書き方がされていますが、入門レベルの学術書やビジネス本が苦なく読めれば大丈夫です。基礎と言いつつも全体的に企業や事業でのSDGs実践が話のメインなので、自治体や学校などで使うのにはあまり適していないかもしれません。

新事業の開発・「企業価値の向上などにつながる点を強調したカバーがついていますが、2018年発行の本なので事例は限られています。『SDGsの基礎』と4冊目の『SDGsの実践』は続き物になっているので、より具体的な実践方法や最新の事例を知りたかったり、自治体・地域活性化でのSDGs導入を考えたりしている人は2冊とも買うのがおすすめ。

SDGsの実践 自治体・地域活性化編|村上周三, 遠藤健太郎

地方創生・地域活性化に取り組む自治体担当者や民間団体の担当者は必ず読んだ方がいい1冊。専門的な視点から約10名の執筆者が地域におけるSDGsを解説しています。専門性を重視しているので、はじめてSDGsに触れる人や地域にあまり接点がない人には難しい内容かもしれません。

付録として「自治体SDGsチェックリスト」が掲載されているのもおすすめポイント。SDGsを自治体が導入する際は具体的な目標の設定がネックとなりがちですが、このチェックリストを活用すれば自治体におけるSDGs推進に際して取り組み状況を自己認識できます。自治体の共有本棚に入れておきたいですね。

月刊広報会議2020年3月号 地域×SDGs|宣伝会議

全144ページ中10P~37Pで地域×SDGsを取り扱った月刊広報会議2020年3月号。全ページのうちSDGsに関する部分は約2割と少なめではありますが、SDGsの取り組みで先端を進む5つの自治体 横浜市・北九州市・静岡市・北海道下川町・大津市事業局の事例を分かりやすくまとめています。

内閣府参事官 遠藤健太郎氏、issue+design代表理事 筧裕介氏、NPO法人IIHOE代表 川北秀人氏など日本のSDGsトップランナーたちが、行政の視点・自治体の視点・企業の視点から寄稿しているのもグッドポイント。まだ広く知られていない自治体が行うSDGsの取り組みも紹介されており、地域×SDGsに取り組む人は読んでおきたい1冊です。

まとめ-SDGsおすすめ本情報は随時更新します-

今回紹介した本は世に出回っているSDGs関連本の中でもほんの一部です。2020年以降、さらにSDGs関連本はたくさん出版されていくと思いますので、おすすめの本があったら随時記事に追加していきます。SDGsについて本も買いたいけど、Web上でも学びたいという方は、こちらの記事をご覧ください。

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この記事を書いた人

Masato ito

1996年長野県生まれ。大学在学中に自身が代表を務める事業が長野県地域発元気づくり大賞を受賞。現在は一橋大学社会学研究科にて国内移住に関する研究を行いながら、KAYAKURA代表として長野県を主なフィールドに観光インバウンド・移住・まちづくりのコーディネート・プランニング・調査・PRを多数手がける。2019年からは都内の企業と地方の企業や自治体をつなぐ新たな取り組みも開始。訪日観光客向け観光情報発信サイトNAGANO TRIP運営。池田町第六次総合計画審議委員。週刊SPAや公益社団法人 日本観光振興協会発行『観光とまちづくり』など寄稿多数。2019年4月から東京都国立市と長野県池田町の2拠点居住実践中.