信頼できる観光情報サイト6選-観光産業に携わるなら定期的にチェックしたい!-

観光・インバウンド産業は毎日状況が変化する流動性の激しい産業です。観光産業で成功するためには細心の情報と専門的裏付けのある確かな情報を入手することは不可欠。そこで今回は観光に携わる人なら必ず定期的にチェックしておきたいオススメの観光情報WEBサイトを6つ選びました。有名どころから個人のブログまで幅広くありますのでブックマークするなどして適宜確認してみてください。

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訪日ラボ|インバウンドビジネスの総合メディア

訪日ラボは「インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに訪日外国人に関するニュースやデータを毎日配信するインバウンドビジネスの総合メディア」です。インバウンドに関する情報は全て取り扱っていると言っても過言ではなく、JNTOの統計発表からMICEの開催情報・各地方自治体の取り組み紹介までインバウンドを広く深く網羅したコンテンツが特徴です。

コンテンツとして国別で訪日観光客の特性を理解するレポートや業種別インバウンド対策、用語集も無料で提供しており、インバウンドビジネスの一大プラットフォームとなっています。

トラベルボイス|読者数NO.1の観光産業ニュース

トラベルボイスは専門性を有したライター陣が毎日、数あるニュースの中から価値ある情報を選び編集し配信しているWebサイトです。読者数は観光情報サイトの中で最も多く月刊60万人が閲覧しています。主な読者層は旅行会社はもちろん、自治体や観光局などの観光促進機関、航空・鉄道等の交通機関、宿泊施設、IT企業、医療機関など多岐にわたります。

JTB総合研究所客員研究員も務める代表の鶴本浩司さんは日本の観光デジタルマーケティングの第一人者。登録すると毎日送られてくる日刊メールマガジン「今日のヘッドライン」は、Webサイトを訪れることなくその日の注目ニュースが確認できるので登録必至の良コンテンツです。

観光経済新聞|1950年創刊 観光業界専門メディア

観光経済新聞は1950年に月刊「旅館新聞」として創刊した日本で最も古い観光業界専門メディアの一つです。ホームページを開設したのは1999年とWebサイトとしての歴史も非常に古く近年は、各種SNSアカウントの解説にも乗り出しています。観光経済新聞の特徴はその名の通り「経済」に強いメディアであること。国内観光企業の動向にとても敏感で、歴史あるメディアだからこそ持っているコネクションを活かしたインタビューやコラム記事は読み応え十分です。

毎年発表される「人気温泉旅館ホテル250選」や「にっぽんの温泉100選」「5つ星の宿」は多くの観光事業者が注目するコンテンツになっています。

(公財)日本交通公社Webサイト

日本交通公社は観光を専門とする実践的学術研究機関です。1912年に現JTBの前身となるジャパンツーリストビューローとして誕生した歴史ある財団が運営するこのサイトでは、定期的に研究員によるコラムや論文・調査研究結果が公開されます。日本で最も高いクオリティで観光の最新トレンドや考察が無料で閲覧できるので、観光を学術的に捉えたい人や実務に活かすための専門的な知識を得たい人は要チェックのサイトです。

日本交通公社はWebサイトだけでなくリアルな場所「旅の図書館」も運営しています。旅の図書館は、観光関連の学術誌や観光統計資料の他、古書・稀覯書、ガイドブック、時刻表、機内誌、観光研究の専門図書、財団の刊行物・出版物など観光研究の参考に資する図書をとりそろえた専門図書館です。

やまとどころ.jp|インバウンド観光ニュース

やまとごころ.jpは2007年に開設されたインバウンド関連情報を発信するポータルサイトです。運営する株式会社やまとごころは、Webサイト運営以外にも教育研修、人材採用、コンサルティング事業などインバウンドに関連する事業を広く行っています。

月間12万PVをこえるアクセスでメルマガ登録者数は15,000名以上。関連するおすすめサイトとして全国1000以上の関連機関の公示情報からインバウンド案件を届ける「インバウンド入札情報サービス」もあります。事業展開していきたい民間事業者は定期的なチェック必須です。

やまとごころはWebサイトだけでなく『インバウンドビジネス集客講座』『インバウンドビジネス入門講座 第3版 訪日外国人観光攻略ガイド』『インバウンド対応 実践講座 「エリア目線」で成果を最大化する成長戦略』など数多くの書籍も発行しています。以下から購入できますので興味ある方はご覧ください。

RESORT-JP.COM|観光地マネジメント・マーケティング・ブランディング

RESORT-JP.COMは日本交通公社で観光政策研究部長 主任研究員を務める山田雄一さんが個人で運営しているサイトです。山田さんは立教大学観光学部、琉球大学観光産業科学部などで客員教授を務め、2020年からは武蔵野大学大学院と立命館大学ビジネススクールの客員教授に就任した日本を代表する研究者。サイトでは専門である観光地ブランディングに関するボリュームある記事が220本以上無料で読めます(2020年年4月現在)。更新頻度も週に数回と高くトレンドと観光を絡めた分析記事も多数あるので、ただ情報を仕入れるだけでは物足りない人におすすめです。

山田さんは過去に本も数冊出されているので、Webサイトを見て興味関心を抱いた方は買ってみてもいいかもしれません。

まとめ-観光情報WEBサイト戦線は当分安定の予感-

ここで挙げた6つの観光情報WEBサイトは、数ある観光情報サイトの中でも比較的得者数が安定していて且つ信頼性のあるものです。観光情報WEBサイトは近年数がどんどん増えていますがこの1,2年は安定してここで紹介したようなサイトが読者数やクオリティではランキング上位にいます。今後、オススメのWEBサイトがあれば随時更新していきますので、ぜひご確認ください。

KAYAKURAでは観光・インバウンドに関する講座や勉強会の講師・WSのファシリテーション、執筆、PR、関連事業のサポート/コーディネートを行っております。お困りの方はお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

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最後に、効率よく学ぶために本を電子版で読むこともオススメします。

Amazonプライムは1ヶ月無料で利用することができますので、非常に有益です。学生なら6ヶ月無料です。

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数百冊の書物に加えて、

  • 「映画見放題」
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などの特典もあります。社会や地域の課題を冷静に正しく分析する力は、読書や映画鑑賞などの幅広い経験から鍛えられますので、気になる方はぜひお試しください。

この記事を書いた人

KAYAKURA 編集部

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