長野県安曇野池田町にある日本酒蔵 大雪渓。
全国の名だたる日本酒コンテストで金賞を受賞する人気蔵。
2017年に蔵元直営店である花紋大雪渓をオープンした際に、直営店スタッフの方にインタビュー取材をさせていただきました。
まずは、1度、足を運ぶことから始まる日本酒×地方の魅力。ぜひ、記事を読んで興味をもった方は訪れてみてください。
本記事は信州池田活性化プロジェクト「Maple Tree」が発行するフリーペーパー『いけだいろ』7号に掲載された内容の抜粋です。
蔵元直営店 花紋大雪渓は古民家を改装したオシャレで趣ある直営店
蔵元直営店「花紋大雪渓」は、2016年の7月1日にオープンしました。
建物は築150年で120年前に今の場所に移築されたもの。以前は大雪渓酒造の経営者一家が主家として住んでいましたが、その後30年間空き家に。建物を壊すこともできたましたが、お金と時間をかけて次世代に伝えたいという社長の思いがあり、改築に踏み切りました。
建物は、地元の一流の職人さんにお願いし、昔の良さを残しつつ、時代にあった建物へと生まれ変わりました。
北アルプスの麓からスタートする日本酒体験
蔵元直営店の名前にもなっている「花紋大雪渓」には、三つの意味が込められています。一つ目は、桔梗の花が経営者の家紋であり花と縁が深かったこと。二つ目は以前、大雪渓酒造では花にちなんだ名前のお酒が作られていたこと。そして三つ目は英語のCome on!(来て!)と花紋の語呂があっていたことなんだとか。
蔵元直営店では、大雪渓酒造が販売する全商品が売られているのはもちろんのこと、花紋大雪渓という名前の蔵元直営店限定のお酒も販売しています。
「オープンしてから今日まで、本当にたくさんのお客様に来ていただいています。群馬県から、ここに来るためだけに朝6時に出発して車で来てくださった方。改築中から気になっていてオープンしたから改めて来たという観光客の方や地元の方。自分で大雪渓の前掛けをアレンジしてオリジナルバッグを作り、大雪渓を宣伝しているというおじいさん。大雪渓は皆さんに愛されているなと働いていて日々感じています。」
蔵元直営店「花紋大雪渓」の歴史は始まったばかり。生まれ変わった古民家は、次の世代に変わらぬ姿と歴史、そしてお酒の魅力を伝えてる場所になっていくことでしょう。
- インタビュー
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