【2024年最新版】Audiobookで読める!社会学おすすめ本&講演7選

オーディブック audiobook

近年、耳で聴く読書=オーディオブックが注目を集めています。

  • 他のことをしながら本が読める
  • 運転中でもインプットができる
  • 活字が苦手でも本が読める
  • 測度を変えて読めるので時短になる

など耳で聴く読書にはメリットが多数あり、そのユーザー数は年々増えています。日本ではAmazon社が提供するAudibleと、今回ご紹介する日本語書籍数No,1のAudiobookが広く使われています。

今回はAudiobookで読める社会学に関するおすすめ本と聴ける講演をご紹介します。聴く読書の本の価格はそこまで高くなく、基本料月額750円で使えます。

さらに今なら初回30日間は無料でAudiobookが利用できるので、この機会に登録&体験してみてはいかがでしょうか?

Kindleで読める!社会学がわかりやすく学べる本6選

Audiobookで聴ける社会学の本・講演1|社会学史

1冊目は元京都大学教授で数多くの社会学本を世に送り出してきた大澤真幸氏の『社会学史』です。こちらの本は聴き放題対象になっているので、Audiobookに登録すれば30日間の無料体験期間に完全無料で聴けます。

計640ページ、近年発売された新書の中でも特に分厚い本書は社会学史というニッチな分野ながら多くの人に読まれ話題となりました。しかし実際に活字で読もうとすると何時間かかるかわからない曲者。

そんな本書がAudiobookで聴けるようになりました。筆者の大澤真幸氏は発刊に際して「社会学はもちろん、その周辺の学問を理解するためには、どうしても、社会学史全体を知っておく必要があります。それなのに、なぜか、社会学史の本がほとんどないのが現状です。だから、この仕事に私は、強い社会的な使命感を持っています」と語っています。

社会学初学者にもすでに大学等で学んでいる人にもおすすめの1冊です。

Audiobookで聴ける社会学の本・講演2|日本社会のしくみ

2冊目は慶応義塾大学教授で重厚な歴史者社会学的研究で定評のある小熊英二氏の『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』です。こちらの本は聴き放題対象になっているので、Audiobookに登録すれば30日間の無料体験期間に完全無料で聴けます。

本書が検証しているのは、雇用、教育、社会保障、政治、アイデンティティ、ライフスタイルまでを規定している「社会のしくみ」。雇用慣行に記述の重点が置かれていますが、それそのものが検証の対象ではなく、日本社会の暗黙のルールとなっている「慣習の束」の解明が本書の主題です。

大著が多い筆者にとって、新書という限られた幅で多面的に日本社会の仕組みを捉えようとした筆者の意欲的な1冊のオーディオブックverです。

Audiobookで聴ける社会学の本・講演3|日本の難点

3冊目は1990年代以降の日本社会学界を牽引してきた宮台真司氏のベストセラー『日本の難点』です。こちらの本は聴き放題対象になっているので、Audiobookに登録すれば30日間の無料体験期間に完全無料で聴けます。

2009年に発売しベストセラーとなった本書。すべての境界線があやふやで恣意的(デタラメ)な時代。「評価の物差し」をどう作るのか。人文知における最先端の枠組を総動員してそれに答える「宮台真司版・日本の論点」。

章ごとに端的にわかりやすく筆者の考える課題が示されているので、興味関心ある個所から聴くこともできます。

Audiobookで聴ける社会学の本・講演4|裸足で逃げる

4冊目に紹介するのは2021年に第14回「[池田晶子記念]わたくし、つまりNobody賞」を受賞した上間陽子氏の『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』です。

本記事で紹介している他の社会学書は新書がメインですが、本書は単行本がそのままオーディブックとなった1冊。

沖縄の女性たちが暴力を受け、そこから逃げて、自分の居場所をつくりあげていくまでの記録は、耳を通して聴くことで思わず感情を揺さぶられます。

個人的には社会学書を耳で聴くことの意味を感じた1冊であり、最も読者の皆さんにおすすめしたい1冊です。

Audiobookで聴ける社会学の本・講演5|生きて帰ってきた男

5冊目は2冊目と同じ歴史社会学者 小熊英二氏の著作で2016年新書大賞で第2位にランクインした『生きて帰ってきた男――ある日本兵の戦争と戦後』です。

戦争とは、平和とは、戦後日本とは、いったい何だったのか。戦争体験は人々をどのように変えたのか。徴兵、過酷な収容所生活、経済成長と生活苦、平和運動への目覚め……とある一人のシベリア抑留者がたどった人生の軌跡が、それを浮き彫りにします。

著者が自らの父・謙二の語りから描き出した、日本の20世紀。父の語りを元にしているからこそ、オーディブックで聴くことにより活字以上にリアリティが増しています。

Audiobookで聴ける社会学の本・講演6|頼りないのか頼れるのか

6つ目に紹介するのは近年ワイドショーやバラエティ番組等で活躍する古市憲寿氏の講演CD「頼りないのか頼れるのか~「幸せ」と「不安」を抱える若者たちの真実~」です。

『絶望の国の幸福な若者たち』が話題を呼び、若者代表としてマスコミに頻繁に登場する古市氏による講演録。本公演は著書をベースに現代日本の若者をとりまく現状をわかりやすく解説しています。

Audiobookで聴ける社会学の本・講演7|少子化の原因は何か

最後に紹介するのは家族者社会学者 山田昌弘氏の講演CD「少子化の原因は何か~日本社会の行方を考える~」です。

「パラサイト・シングル」(基礎的生活条件を親に依存している未婚者)の名づけ親としても知られる山田氏の講演は、日本車樹前代の課題である少子化の基本を多面的に解説しています。

最後に-KAYAKURAには他にも社会学関連本の紹介記事がたくさん-

今回は、Audiobookを使って聴く読書で読める社会学本&講演を紹介してきました。

KAYAKURAでは、他にも社会学に関する本を紹介しているので、ぜひあわせて以下の記事も読んでみてください。

【あわせて読みたい】研究者が選んだ「コミュニティ」をテーマにしたおすすめ本12選-レベル別・社会学書多め-

【あわせて読みたい】おすすめの社会学入門書16選-社会学研究科の大学院生が選書-

【あわせて読みたい】福祉のまちづくりを学ぶためにおすすめの本8選

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この記事を書いた人

KAYAKURA 編集部

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