北斎館のシェアオフィス体験レポート-長野県小布施町のミュージアムオフィスでワーケーション-

北斎館 シェアオフィス

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町並集計事業によるまちづくりと栗などで有名な長野県小布施町。葛飾北斎が最晩年に創作活動を行ったこの地には、北斎の作品を収蔵展示するミュージアム北斎館がある。

1976年にオープンした北斎館はこれまで年間およそ14万人が来館していた。しかし2019年10月の台風19号と新型コロナウイルスの影響で客足が6~7割減少。

北斎館 シェアオフィス
塩沢耕平さん

新たな業態として、2021年1月30日から北斎館の2階をシェアオフィスとして開放する「ミュージアムオフィス」事業を開始した。今回は同町内でコワーキング「ハウスホクサイ」を運営し、北斎館のシェアオフィスにも関わる塩沢耕平さんの案内のもと体験してきた模様をお届けする。

シェアオフィスの受付は北斎館入口にて

北斎館の2階にあるシェアオフィスを利用する場合は、北斎館に入り受付でシェアオフィスを利用する旨を伝えれば利用できる。使用料は3時間2000円~この料金には展示作品鑑賞量も含まれているので、仕事も美術鑑賞も楽しめる点でワーケーションといえるだろう。なお繁忙期は料金変更する可能性がある。

受付すると北斎館入館チケットがもらえる。帰りに受付で返すことになるので無くさないようにしつつ、階段を昇ってシェアオフィスがある2階へ移動。なお外に出る際は入館チケットを忘れないように。

シェアオフィスは区切られたブースタイプ

シェアオフィスは1人1人の空間が区切られたブースタイプになっている。全部で机は10ほど。各机にはライト、コンセントなどが設置されている。Wi-Fiも利用可なのでポケットWi-Fiやテザリングがなくても問題ない。

各ブースはこのような感じになっている。椅子は座り心地がよく長時間作業しても問題なかった。正面だけでなく再度にも机スペースがあるので、PCで作業しながら書類も広げながらタブレットも見て…というような作業形態でも全く問題なし。

北斎館シェアオフィスのこだわり

入り口には無料で使えるウォーターサーバーがある。ホットも出てコーヒーやお茶も飲めるはありがたい。

各ブースにはアルコール消毒、小型空気清浄機、USBポートが備え付けられている。「新型コロナウイルスが流行っているからシェアオフィスでの作業はちょっと…」という方も安心して利用できる。

壁面には北斎関連の書籍がずらり。気分転換に読書もできる。

窓際のブースからは小布施の街並みが見える。この場所は小布施の中でも特に人が集まる場所であり、観光シーズンになると大勢の人が窓の外に見えるという。仕事を目的としなくても、ちょっと休憩したい場合にも使えそうだ。

最後に-北斎館シェアオフィスは美術館の空間活用の新しい形-

北斎館 シェアオフィス

北斎館の2階部分は、もともとカフェや図書スペースとして使われてきた。しかし近年は用途に困っていたという。そこで昨今のシェアオフィス・ワーケーションの流行に乗る形でミュージアムオフィスをオープンした。

全国の美術館では北斎館のように館内の一部が使われておらず有給資源となっているケースが多数ある。また北斎館がある小布施町のように、美術館の周辺にカフェや仕事スペースが少なくふらっと入れる場所のニーズがあるケースもある。

北斎館シェアオフィスは、時代の変化に合わせてその在り方を変えることを求められるミュージアムの新しい在り方の一つを示しているのではないだろうか。

住所長野県上高井郡小布施町大字小布施485番地
利用時間10:00 ~ 16:00
各日 10:00-13:00(午前中), 13:00-16:00(午後)まで
Webサイトhttps://hokusai-kan.com/museum-office/
予約チケットペイから座席を事前予約可能

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Masato ito

1996年長野県生まれ。大学在学中に自身が代表を務める事業が長野県地域発元気づくり大賞を受賞。現在は一橋大学社会学研究科にて国内移住に関する研究を行いながら、KAYAKURA代表として長野県を主なフィールドに観光インバウンド・移住・まちづくりのコーディネート・プランニング・調査・PRを多数手がける。2019年からは都内の企業と地方の企業や自治体をつなぐ新たな取り組みも開始。訪日観光客向け観光情報発信サイトNAGANO TRIP運営。池田町第六次総合計画審議委員。週刊SPAや公益社団法人 日本観光振興協会発行『観光とまちづくり』など寄稿多数。2019年4月から東京都国立市と長野県池田町の2拠点居住実践中.