【参加学生・企業募集】企業と学生のコラボで地元に価値を創造する「ATOMatch」が宮崎で始動

地方創生が始まってから早数年、いまだに東京一極集中の是正と地方の人口衰退に歯止めはかかっていません。地方にも世界と戦える技術力を持った企業はあるのに、イノベーティブな企業はあるのに、地元の学生がその魅力に気付いていない。

挑戦的な学生を求める企業と実践的な取り組みをしたい学生がコラボレーションして共に事業を展開できたら、さまざまな課題が解決するのではないか。

そんな思いから宮崎県のローカルコミュニティ&コワーキングATOMicaが2020年6月1日に、地元企業と学生がコラボレーションし、新規事業開発や既存サービスに新たな手法を取り入れアップグレードさせ運営するオリジナルプログラム「ATOMatch」を始動させました。

  • ATOMatchとはどんな取り組みなのか?
  • ATOMatchが解決する地域課題とは?
  • ATOMatchが描く地方の未来とは?

ATOMatchの背景と構想を知ることでその魅力とプログラムが解決したい課題に共感すると思います。ATOMatchでは参加学生・企業第1期生を現在募集しているので、記事を読んで興味関心を持った方はぜひお申し込みください。

大都市圏に流出する若者と人手不足の地方企業

東日本大震災以降、若者の地方移住・田園回帰がメディアでクローズアップされることが増えましたが、マクロな動向では地方から東京圏への人の転出に歯止めはかかっておらず東京圏は毎年約12万人の転入超過状況にあります。特に年齢階層別にみたときに東京圏への転入超過が多いのが20~24歳(5万人)、15~19歳(2万人)の若者層。

地方創生の目的である東京一極集中を食い止め地方の人材不足を改善するためには、地方に住む高校生~大学生層がいかに地方に住み地方で働くことを選択するかが肝になってきます。

最も東京圏への転入超過が多い20歳~24歳は、短大・4年制大学・大学院の卒業・就職時期と重なります。地方圏(東京圏以外)の大学生のうち、約2~3割は東京圏内に本社を置く企業に就職している実態があります。割合だけをみると少なく感じるかもしれないですが、ここで重要なのは東京圏の企業に就職することを望む約2~3割が「どのような学生か」という点です。

地方の若者の地元志向が高まっているという言説は2000年代から盛んに取り上げられてきています。しかし地位達成志向・経済的利益志向が高く、先端技術に触れ新しい価値を想像するベンチャー企業などで働きたい学生は大都市圏に流れる傾向が依然としてあります。

彼らがもしも地方にもイノベーティブで挑戦的な企業があることを認知し在学中につながりが得られたら、彼らがもし地方にも地位達成志向や経済的利益志向を満たす企業があることを知れたら、地方地元企業の競争力は今以上に高まるとともに東京一極集中と地方の人材不足は解消できる可能性があるのです。

地域課題を解決し地元に価値を創造する取り組みATOMatch

これらの課題を解決するために、ローカルコミュニティ&コワーキングスタートアップの株式会社ATOMicaは、新サービスとして企業と学生のCollaborationを通じて地元に価値を創造するオリジナルプログラム「ATOMatch(アトマッチ)」の提供を2020年6月1日からオンラインにて開始しました。

ATOMatchでは主に宮崎県の地元企業が「老舗大企業による新規事業立案コミュニティ活動」「金融系企業によるFintech研究コミュニティ活動」など、自社の強みを活かしたコミュニティを組成し独自のカリキュラムをATOMicaと共に作成、参加学生に提供します。

本プログラムに参加した学生が「地方でもイノベーティブな事業に関われる」「先端技術に触れる機会がある」「能力の高い人材と共に高みを目指せる環境がある」ことを認識することで、地元企業がかかえる優秀な人材の不足という課題の解決を目指すのが狙いです。

情報不足・社会人とのつながり不足が地方就職を阻害している

地方の企業と学生をつなぐ取り組みの場として利用されたことも

ATOMatchがプロジェクトを通して参加学生に提供する内容としては以下のようなものが予定されています。

  • 企業と取り組むコラボプロジェクト
  • 上記の活動にあたってのメンタリングやアドバイス
  • その他、定期的なミートアップや交流会
  • 関係メディア各社様による活動内容の発信
  • 就職活動支援(進路相談、ES添削、面談練習等)
  • パートナー企業による参加者限定セミナー / イベント

経済産業省近畿経済産業局の調査によれば、大学生が地方中小企業を就職先として考える場合に以下の2点が阻害する要因になっています。

  • どこで情報を入手したらよいかわからない(73.7%)
  • 中小企業で働いている人から話を聞くことがなく、イメージがわかない(69.4%)

「中小企業のイメージがよくない」は27.8%とそこまで多くありません。地方企業に優れた学生が向かわない理由は調査結果から、地方企業の強みや実態が学生に伝わっていないこと、大学内のコミュニティに閉じた学生にとって中小企業で働いている人とのリアルなつながりが無いことだとわかります。

各種メディアやインターンシップを通して伝わってくる都会の大企業と比較して地方企業の情報不足は否めません。また新型コロナウイルスの影響ですぐにオンライン対応を始めた都市圏の企業と比べて、地方企業は対応が遅れている実態もあります。

地元企業を「見える化」、学生と企業の「リアルなつながり」を創出

ATOMatchはこれらの課題にダイレクトにアプローチし解決することを目指したプログラムです。関係メディアによる活動内容の発信や交流会・パートナー企業による参加者限定セミナー/イベントは情報を学生に提供し地方企業を「見える化」します。

企業と取り組むコラボイベントや定期的なミートアップは、地方企業で働く人とコミュニケーションをとる機会をつくり「リアルなつながり」が形成されていきます。

学校でも会社でもない第3の場コワーキングスペースだからこそ話せることや生まれる雰囲気がある

既存の調査では大学生が企業を選ぶ際に「会社・職場の雰囲気」「人間関係」を最も重視することも明らかになっており、共同プロジェクトを通して就職前から雰囲気が共有されつながりが形成されることは、挑戦的で能動的な学生が地方企業に就職する可能性を高めると考えられます。

地方企業との協働プロジェクトを通して大学で学んだ知識を実社会でアウトプットできることは、学生にとって学びへの意欲が高まるキッカケになります。同時に地域に自身が受け入れられる=承認される・必要とされる感覚も高まっていきます。

昨今の地域活性化やまちづくりでは「楽しさ」や「やりがい」が重視されますが、それ以前に1人の人間として「他者に必要とされる」ことを感じると「この地域で頑張りたい」という思いは強くなるといわれています。これは多くの企業が昨今インターンシップを実施する大きな理由の1つです。

ATOMatchは大都市圏の企業が実施する長期実践型インターンシップを、地方でさまざま枠を超えて実施する新しい取り組みです。宮崎県をフィールドに地域課題を解決し地元に価値を創造する取り組みATOMatchは、企業にとっても参加する学生にとっても新しい経験と学びと成長を与える機会になるでしょう。

応募内容

ATOMatchの拠点となるATOMicaは宮崎のおもしろい人達が集まる場

プロジェクト始動に伴い第一期生の参加企業と学生を募集しています。

期間2020年6月~
対象者宮崎県の大学、短大、高校、専門学校、学生、企業、NPO法人等
提供内容・企業と取り組むコラボプロジェクト
・上記の活動にあたってのメンタリングやアドバイス
・その他、定期的なミートアップや交流会
・関係メディア各社様による活動内容の発信
・就職活動支援(進路相談、ES添削、面談練習等)
・パートナー企業による参加者限定セミナー / イベント
学生お問い合わせ先https://forms.gle/hKA9KDeHDUT84Hv89
企業お問い合わせ先https://forms.gle/3suTbDqNC2FjuspJ8

実施主体/会社概要

ATOMicaメンバー
社名株式会社ATOMica(アトミカ)
Webサイトhttps://atomica.co.jp
所在地宮崎県宮崎市橘通西3-10-32 ボンベルタ橘東館8階(本社)
東京都中央区京橋3-3-11 VORT京橋2階(東京オフィス)
代表者代表取締役CEO 江尻祐樹
代表取締役COO 赤沼百生
代表取締役CCO 嶋田瑞生
創業2019年4月5日
資本金1億9575万円(2020年3月1日現在 資本準備金を含む)
事業概要コワーキングスペース事業の企画、運営、他拠点への展開、カフェ事業の企画、運営、他拠点への展開、イベント事業の企画、運営 

最後に-ATOMatchは宮崎でくすぶる君の参加を待っている-

すでにATOMatchには企業も学生も集まり始めています。1つのプロジェクトが少しずつ形になっていくプロセスに関わることはとてもワクワクする体験です。東京から県外への移動自粛中のため当面の間はオンラインでプロジェクトは進んでいきますが、この取り組みに興味関心のある企業・学生さんはぜひ1度下記フォームから事務局に問い合わせてみてください。

学生お問い合わせ先https://forms.gle/hKA9KDeHDUT84Hv89
企業お問い合わせ先https://forms.gle/3suTbDqNC2FjuspJ8

→ATOMatch 地元企業と学生が新規事業開発やサービス運営、コミュニティ活動に取り組むプログラム「ATOMatch(アトマッチ)」が6月より始動、第一期生募集いたします!

→PR TIMES【2020バッチ in 宮崎の募集開始】地元企業と学生のCollaborationプログラム「ATOMatch(アトマッチ)」提供開始のお知らせ

参考資料
・総務省統計局ウェブサイト, 住民基本台帳人口移動報告 各年結果「結果の要約」
・総務省, 「住民基本台帳人口移動報告/年報(詳細集計)」
・轡田竜蔵, 2017, 『地方暮らしの幸福と若者』勁草書房.
経済産業局 近畿経済産業局, 2018, 「学生に響く中小企業の魅力発信-若者就職意識調査・企業フォローアップ調査より-」

-ラジオ版KAYAKURA-

ラジオ版KAYAKURAは毎回1つのテーマについて5分~10分で深堀する音声コンテンツです。テーマは社会課題・最新ニュース・地方創生・観光インバウンドなど。スキマ時間の学びを思考を促す内容となっていますので、ぜひ聴いてみてください。

この記事を書いた人

Masato ito

1996年長野県生まれ。大学在学中に自身が代表を務める事業が長野県地域発元気づくり大賞を受賞。現在は一橋大学社会学研究科にて国内移住に関する研究を行いながら、KAYAKURA代表として長野県を主なフィールドに観光インバウンド・移住・まちづくりのコーディネート・プランニング・調査・PRを多数手がける。2019年からは都内の企業と地方の企業や自治体をつなぐ新たな取り組みも開始。訪日観光客向け観光情報発信サイトNAGANO TRIP運営。池田町第六次総合計画審議委員。週刊SPAや公益社団法人 日本観光振興協会発行『観光とまちづくり』など寄稿多数。2019年4月から東京都国立市と長野県池田町の2拠点居住実践中.