長野県白馬村でリッチなワーケーションを-Workation Hakuba(ワーケーション白馬)でリゾートテレワーク体験-

2020年8月、長野県を代表するリゾート地白馬村にある白馬樅(もみ)の木ホテルにグランピング施設を兼ね備えたワーケーション施設「Workation Hakuba」がオープンしました。長野県ではリゾート地でワーケーションすることを「リゾートテレワーク」と名付け近年その取り組みを推し進めていますが、Workation Hakubaは長野県のリゾートテレワーク/ワーケーション施設の中でも屈指の豪華さを誇るスペースです。

一体、Workation Hakubaとはどんな施設なのか、オープンして数日後の8月中旬に訪れた模様をお届けします。

→「ワーケーションってそもそも何?」という方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

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Workation Hakubaは1000円で1日最長8時間利用可能

Workation Hakubaは株式会社 白馬樅(もみ)の木ホテル(本社:長野県北安曇郡白馬村)が運営する施設です。車や自転車で訪れる際は白馬樅(もみ)の木ホテルを目指しましょう!

コワーキングスペース利用時は申込書を1枚記入し利用料金を支払えばすぐに利用できます。1日1000円、最長で8時間利用できるので中長期休暇に白馬を訪れ1日ガッツリ仕事日に充てることもできます。もちろん、緊急でどうしても仕事しないといけないときにも利用できます。

コワーキングスペース内は異国の雰囲気が溢れる空間

Workation Hakubaの施設はもともとペンションとして建てられたもの。冬場はイングリッシュパブ「The Pub」としても開放しており、スキーシーズンになると多くの観光客が足を運びます。建物はとても広いので個人での利用に留まらず、企業単位での開発合宿やハッカソンで利用することも可能です。

Workation Hakubaの施設内には、山岳リゾート白馬に合う天然木目の大型テーブル、レザー調の椅子、ディスプレイ、電源設備、安定した高速Wi-Fi回線などが整えられており、文句なしの環境!ミーティングやカンファレンスのできる150インチスクリーンやワイヤレスマイクなど映像・音響設備も整備しています。

広さや施設の充実さもさることながら、オフィスや自宅では絶対に味わえない独特の雰囲気が建物に流れているのが印象的でした。特に立派な木々が何本も組み合わされた天井は圧巻。ここが日本であることを忘れてしまう感覚にもなりました。開放的かつ静かな環境は作業の生産性があがり創造性が刺激されること間違いなしです。

ツリーハウスの上で自然を感じながらワーク

入り口わきにあるツリーハウスも絶好のワークスペース!広々とした空間からはWorkation Hakubaの敷地内が一望できるグッドロケーションスポットでもあります。もちろんここもWi-Fiはバッチリつながります。

屋根がついていて日陰なので、35度を超える日に訪れましたが意外と涼しかったです。グランピングも同じく真夏でも意外と涼しかったのが印象的でした。

グランピング×ワーケーションという珍しい体験ができる

グランピング/glampingとは、グラマラス/glamorous(魅力的な)とキャンピング/campingを組み合わせた言葉で、最近はやりのちょっとリッチなキャンプを指します。Workation Hakubaではグランピング用の施設を、そのままワークスペースとして開放しています。

Workation Hakubaの敷地内にグランピングのテントは2つあります。1つはこのようにテーブルやアウトドアチェアがセットされているテント。敷地内であればどこでもWi-Fiにつながるので不便なくちょっとリッチなワーケーションが楽しめます。

もう1つのテントはござが敷いてあってクッションもあるので、寝転がりながら仕事ができます。オフィスではイスだけど、実は家では寝転んで仕事している人もいるはず、ということでここでは好きな姿勢でくつろぎながら仕事ができます。

親が仕事している間、子どもはツリーハウスやグランピング施設内で遊べるので、「親は仕事、子どもは自然の中で遊ぶ」そんなワーケーションが実践できます。また1日1組限定でグランピングテントに宿泊も可能です。

冷えた足元・疲れた身体を癒す足湯も

Workation Hakubaには足湯もあります!温度はちょっと熱いくらい、疲れた身体が一気に癒されました。コワーキングスペースなどで作業していると、特に春秋冬は足元が冷えますよね。作業して冷えた足元を温め疲れも取れる足湯があるのは嬉しいサービスです。(タオルは持参していきましょう)

Workation Hakubaを運営する白馬樅の木ホテルからのメッセージ

白馬樅の木ホテル代表取締役社長 丸山一馬さん

Workation Hakubaを運営する白馬樅の木ホテル代表取締役社長 丸山一馬さんにお話を伺いました。

インタビュアー:この度、Workation Hakubaを始めるに至った経緯と狙いは。

丸山:これまでも外資系企業の方やIT系の方でうちに泊まってラウンジや外で作業している人がいまして、仕事ができる場所が欲しいというリクエストもありました。そこで調べてみると長野県が数年前からリゾートテレワークを推し進めていことがわかったので、ワーケーション/リゾートテレワークに特化した施設をつくろうと考えました。

インタビュアー:コワーキングスペースとして利用できるメインの建物は、もともとはどのようなな施設だったのでしょうか。

丸山:コワーキングスペースとして利用していただける建物はもともとペンションとして建てられ、1976年から長野オリンピック前まで利用していました。その後は、冬はバーなどとして使っていますが夏は活用していませんでした。今回、Workation Hakubaをオープンするにあたって、きれいにしてコワーキングスペースとして利用できるようにしました。

インタビュアー:オープンしてから反響はいかがでしょうか。

丸山:取材や電話・予約は増えています。

インタビュアー:最後にWorkation Hakuba、具体的にどんな方々に利用していただきたいでしょうか。

丸山:ホテルが併設しているので、1ヶ月数か月間、長期でゆったり来ていただければと思います。食事もさまざまな種類、ご提供できます。個人での利用だけでなく、企業でセミナーやカンファレンスの会場としてもご利用いただけたらと思います。

白馬はアクティビティもできるので、例えば午前中は会議をして午後はカヌーやカヤックなどアクテビティを楽しむ、それを1週間とかやったら充実したプログラムになると思います。頭の中もすっきりしていいアイデアが浮かぶはずです。

Workation Hakubaの詳細情報・アクセス・MAP

所在地長野県北安曇郡白馬村大字北城4683番地1
連絡先0261-72-4600
営業時間9:00 – 17:00 ※新型コロナウィルス感染予防のため、ご利用の際は事前にご連絡ください。
Webサイトhttp://workationhakuba.com/
アクセス白馬樅の木ホテルに併設。JR白馬駅より八方尾根スキー場方面に5km。タクシーで10分。
施設利用料一人1日1,000円 (テーブル、椅子、コーヒー・紅茶 無料サービス)
回線情報通信速度 上り/下り 1 Gbps
Wi-Fi セキュリティ:WPA2-PSK(AES)
同時接続台数: 256台
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この記事を書いた人

Masato ito

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員/講師。長野県出身。博士(社会学)。一橋大学大学院社会学研究科、日本学術振興会特別研究員を経て2024年より現職。専門は地域社会学・地域政策学。研究分野は、地方移住・移住定住政策研究、地方農山村のまちづくり研究、観光交流や関係人口など人の移動と地域に関する研究。立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員。武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所客員研究員。日本テレビDaydayやAbema Prime News、毎日新聞をはじめ、メディアにも多数出演・掲載。