地域で、オンラインで、企業で、いまさまざまな場面で「コミュニティ」が注目を集めています。かつて社会学者Z. バウマンはコミュニティがもつ「あたたかな語感」に人々は魅了される一方で、コミュニティは「実態がつかめないありそうでない」ものだと表現しました。
さまざまな場面でつかわれる一方で、「そもそもなぜ今コミュニティが注目されるのか」「コミュニティとは何を指すのか」「コミュニティに注目するとどんな可能性が拡がるのか」を真剣に考えたことがある人は、意外と少ないと思います。なぜなら「コミュニティ」という言葉はとても多義的でいかようにも捉えられる概念だからです。学問分野によっても文脈によっても、使う人によっても意味はバラバラです。
「コミュニティ×○○で描く新しい地域講座」は5人の各分野のプロフェッショナルがそれぞれの視点からコミュニティ&地域と絡めて、現状やこれからの可能性を話す講座です。それぞれの専門分野は「働き方」「地方移住・コミュニティ」「情報発信」「人を巻き込む」等です。特に長野県千曲市でこれから展開されようとしている「拠点」×「本」×「まちづくり」の事例に沿って、ゲストのトークとその後のWSを展開していく予定です。WSで出た意見はそのまま実際の本×まちづくりの実践に生かされるかもしれません。
コミュニティ×地域×〇〇について真剣に考え学びたい方から、地域とかかわりたいけど何をしたらいいのかわからないという方まで、幅広い方を対象とした講座になります。
- コミュニティと絡めて地域のこれからを考えたい&実践したい
- 地域に関わる各分野の先端を走る人から考え方や方法を学びたい
- 千曲市のまちづくり/中心市街地の地域活性に興味関心がある
- まちづくり/地方創生/地域活性化などに興味がある
こんな方は、ぜひオンラインor会場にてご参加ください!
講座が開催される長野県千曲市とは
千曲市は長野県の北信地域に位置する人口約6万人の自治体です。県庁所在地である長野市からは電車で約15分、長野県第三の自治体で真田丸やサマーウォーズで知られる上田市からは電車で約20分で来られるアクセスの良さが魅力。東京駅から新幹線と在来線を使って約1時間30分、高速のインターも街中にあるので首都圏からのアクセスも良好です。
日本三大車窓の1つとして知られる姨捨駅からの夜景や、古くから多くの歌に詠まれてきた姨捨の棚田、戸倉上山田温泉などが観光スポットとして知られています。2020年にはこれらのコンテンツが評価され「月の都」として日本遺産にも登録されました。
2010年代からさまざまな人が関わって千曲市屋代駅前商店街のまちづくり活動が展開されています。本講座はもこの屋代駅前商店街内の空きスペースを活用して実施されます。
講座日程・講師紹介
第1回 9月5日 KAYAKURA代表 伊藤将人氏
第1回のテーマは「なぜ今コミュニティなのか?地方移住から人が集う街を考える」です!
長野県生まれ、一橋大学大学院所属(社会学)。学部在学中に自身の事業が長野県地域発元気づくり大賞・長野県公民館アワードを受賞。現在はKAYAKURA代表として長野県内外の自治体や民間事業者の観光・移住・まちづくりの企画実行・調査・PR等を手がける。コロナ禍は地方移住研究者としてAbema Prime Newsや毎日新聞に出演・コメントを寄せるなどしている。
第2回 10月3日 NPOカフェ まんまるコーディネーター, 元平安堂長野店店長 田中一樹氏
第2回のテーマは「本×まちづくり×コミュニティの可能性 」です!
長野県長野市篠ノ井出身, 学生時代は愛知県で過ごし心理学を学ぶ, 帰郷後は県内最大手の書店チェーン「平安堂」に勤務し、イベントの開催、店舗マネジメントを中心に行う. 2017年 長野駅前の旗艦店店長を最後に退職.
2018年 松代にオープンした日帰り温泉「コトリの湯」支配人. 「本と温泉」といった、今までと違った視点からのコラボレーションによるブランディングを行い、一躍全国からも注目される施設となる.
2020年 さらなる協働先を求めフリーへ, 「本と人」「本とまちづくり」を考える「ほんのきもちプロジェクト」を推進している.
第3回 11月1日 長野県観光WebメディアSkima信州代表 山本麻綾氏
第3回のテーマは「ファンと共感が生まれるコミュニティ×情報発信」です!
兵庫県出身長野県在住。長野県の観光Webメディアとしてトップレベルの閲覧数を誇るSkima信州代表/地域コンテンツデザイナー。信州大学人文学部、出版社勤務を経て2016年に独立。ライター業、Webサイト制作、SNS運用など幅広く活動中。Skima信州や旅ブログ「ごしゅメモ」など5サイトを運営。長野県内観光サイトの企画・執筆や地域イベントの運営などに携わる。
第4回 11月14日 ニッポン手仕事図鑑 編集長, 総務省地域力創造アドバイザー 大牧圭吾氏
第4回のテーマは「人を巻き込む活動の興し方」です!
安曇野市生まれ。総務省地域力創造アドバイザー。映像ディレクターとして農林水産省や総務省のPR 映像をはじめ、秋田県、長野県など、全国の地方自治体の移住促進PR 映像を手がける傍ら「ニッポンの手仕事を、残していく」動画メディア『ニッポン手仕事図鑑』を2015 年1 月に立ち上げ、編集長に就任。 2017 年には『子どものためのニッポン手仕事図鑑』を出版。
第5回 12月5日 一般社団法人Work Design Lab代表理事 石川貴志氏
第5回のテーマは「地域を超えて人がつながる これからの働き方とコミュニティ」です!
一般社団法人Work Design Lab代表理事/複業家、大手出版流通企業の経営企画部門にて勤務。2013年にWork Design Labを設立し「働き方をリデザインする」をテーマにさまざまなプロジェクトを手掛ける。2017年経済産業省「兼業・副業を通じた創業・新事業創出事例集」選出。2018年AERA「生きづらさを仕事に変えた社会起業家54人」選出。(公財)ひろしま産業振興機構の創業サポーターや、(独)中小機構が運営するTIP*S アンバサダー、順天堂大学 国際教養学部グローバル・ヘルスプロモーション・リサーチセンターの客員研究員などを務める。
講座概要 申し込み方法
参加費 会場参加
- 会場参加1500円(1ドリンク+ミニスイーツ付き)
- 学生会場参加500円(1ドリンク+ミニスイーツ付き)
※会場参加の方はFBイベントページの参加予定ボタンをポチっと押すか、もしくはこちらまでご連絡ください。千曲商工会議所(担当 田中) 電話026-272-3223
参加費 オンデマンド配信
- 第1回のみ視聴1000円
- 5回通し視聴2000円【3000円お得な全回いつでもみられるチケットです】
- 学生無料チケット
※オンデマンドチケット購入者は当日イベントの時間とそれ以降いつでも講座映像を観られます。
※オンデマンド配信の方は講座の約半分、ゲスト講演~質疑応答まで(約120分間)を視聴いただけます。
※申し込んでいただいた方には、イベント当日までに視聴用URLをメールにて送ります。
※オンライン視聴を希望する方は以下のPeatixから申し込み&支払いをお願いします。イベント終了翌日以降に動画視聴URLを送ります。
※オンライン視聴の方は講座の約半分、ゲスト講演~質疑応答まで(約90分間)を視聴いただけます。
会場・時間・定員・主催共催
- 時間 13:00~16:00 (オンラインは13:00~約90分)
- 会場参加定員:20名 (定員に達し次第締め切ります。)
- 場所:ちくま未来ステーション(千曲市屋代西沢書店2階)
- 主催:ちくま未来カフェ
- 共催:ちくま未来戦略機構
※本講座では新型コロナウイルス対策をしっかりと行ったうえで実施します。参加者の皆さんはマスク持参でお願いいたします。
※新型コロナウイルスの拡大状況によっては全5回のうち初回を含め数回をオンラインに切り替える可能性もあります。ご了承ください。