卒論 参考文献の書き方をわかりやすく解説!文字数・書き忘れない方法など

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はじめて論文を書く学部4年生が卒論執筆時に衝突するのが「参考文献」の壁です。

  • 卒論の参考文献の書き方がわからない!
  • 卒論の参考文献の数はどのくらいが適切?
  • 卒論の参考文献の書き忘れを防止する方法を知りたい

などなどわからないことがたくさんですよね。この記事では一橋大学社会学研究科に所属する現役大学院生が、わかりやすく卒論の参考文献についてわかりやすく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください!

「卒業論文の書き方全般を0から知りたい!」という方はこちらの記事もご覧ください。

→卒論のテーマで悩んでいる方はこちらの記事もご覧ください
→そもそも「論文ってなんだろう?」という方はこちらの記事もご覧ください

卒論 参考文献の書き方は?

はじめに大前提として「卒論の参考文献の書き方は学問分野によって異なります」。驚かれるかもしれませんが、理系と文系でもルールは異なりますし大学によっても指定される書き方は異なります。例として私が専門とする社会学と物理学の参考文献のルールを比較してみましょう。

卒論の参考文献の書き方を調べる際は、ゼミの教員が所属している学会のルールに従うのがベターです。もしくは大学で指定された書き方に従いましょう。社会学では日本社会学会が書き方を定めており、物理学ではここでは応用物理学会の書き方を参考にしてみましょう。わかりやすいように同じ文献で比較してみます。

応用物理学会
戸田太郎:応用物理 75,221(2006).

日本社会学会
戸田太郎, 2006, 『応用物理』72: 221.

応用物理学会では、著者:誌名, 巻, ページ, (年).の順に書いていますが、日本社会学会では著者, 年, 『誌名』巻: ページ.の順に書かれています。このことから私は「すべての論文で統一された参考文献の表記はないので、面倒かもしれませんが担当教員に聞く」ことを強くおすすめします!

オンライン上で調べて正しい方法を知ることは残念ながら難しいです…(あとで書き直しとなると相当面倒!)

卒論 参考文献は文字数に含まれるのか?

結論は基本的に「参考文献は文字数に含まれません」。また参考文献以外もタイトル・氏名・学籍番号・学科・目次・引用先リンクなどは文字数に加算されないことが大半です。

ネット上の記事の中には卒論の文字数の稼ぎ方として「参考文献を増やそう!」と書かれている記事もありますが、参考文献で文字数を稼ごうとせず本文で規定文字数をクリアすることを心がけましょう。

逆に参考文献で規定の文字数が超えてしまいそうな人は、あまり心配する必要はないと思います。参考文献は多すぎて問題になることはないので、参考にしたものは漏らすことなく記載しましょう。

なぜなら審査する教員は「どんな参考文献を読んでいるか」でどの程度その人が勉強してきたかを判断するからです。漏らすことなく参考文献を記載することは「しっかり学んできました!」というアピールにもなるので、文字数を気にせず卒論では参考文献を記載しましょう。

卒論の参考文献を書き忘れないためにおすすめの方法

卒論も終盤まで差し掛かって、やっと終わりだ!と思ったそのとき「参考文献書かないといけないのに、記録してない…」と気がつき絶望している人を私は見たことがあります。卒論では参考文献も引用文献も漏らすことなくすべて記載することが鉄則です。

多くの学生は卒論の文献調査や計画書の作成を年度が替わるとすぐに始めると思うので、12月1月の提出時には年度初めから~書き終わるまでに参考にした文献をすべて列挙する必要があります。

ここでは卒論提出直前に参考文献を書き忘れていた!と絶望しないために今日からできるおすすめの書き忘れ防止法を3つ紹介します。

参考文献リストをExcelやスプレッドシートで作成する

年度初めから参考文献をExcelやスプレッドシートにまとめるクセをつけることが大切です。私が知っている教員の中にもこの方法を導入している人は多くいます。シートには最終的に卒論の参考文献欄で記載する必要がある著者名、題名、誌名、巻、ページ、出版社、年を漏らすことなく記載しましょう。Webサイトの場合はURLや閲覧日の入力も忘れずに!

Wordの参考資料で追加していく

「あとで参考文献追加しようっと!」と思っていると大抵、書き忘れたりどれを参考にしたかわからなくなったりします。卒論執筆段階では、参考にした文献はその都度Wordの参考資料→引用文献の挿入で追加していくようにしましょう

引用文献の挿入をしておくと、最後に文献目録ボタンをクリックすればある程度整理された状態で文献が全て表示されます。ここでもめんどくさがらずに著者名、題名、誌名、巻、ページ、出版社、年を余すことなく記入しましょう。

論文はフォルダをつくって保存-重要な論文は印刷するのもあり-

CiNii(サイニー)やGoogle Scholar(グーグルスカラー)で参考資料を調べると、公開から1年以上経ったものはPDFでダウンロードできるケースが最近は増えています。

Web上でみつけた論文はダウンロード後に「卒論 資料」のようなフォルダをPC内につくり、タイトルをわかりやすくつけてまとめて整理するようにしましょう。また重要度の高い論文や資料は印刷して卒論用のクリアファイルにまとめるのもおすすめです。

まとめ-卒論の参考文献は「面倒くさいと思わないこと」が最も大切-

卒論の参考文献は本文のあとに、おまけのようにつけるものだと思っている人がいるかもしれません。しかし参考文献は自分の卒論が「巨人の肩の上」に乗ったからこそできたものであり、学問の歴史の延長線上にあることを証明する大切な事項です。

卒論の参考文献の書き方を調べる際も、漏れなく記載する際も、書き忘れないようにまとめる際も、最も大切なのは面倒くさいと思わずにやることです。コツコツとした積み重ねが卒論提出時に実を結びます。頑張りましょう!

KAYAKURAではこのほかにも卒論に関する記事や、文系学生・社会学部の学生におすすめの記事を多数掲載しています。興味関心のある方はぜひ以下の記事も読んでみてください。きっと卒論のテーマを決める際のヒントがあるはずです。

この記事を書いた人

Masato ito

1996年長野県生まれ。大学在学中に自身が代表を務める事業が長野県地域発元気づくり大賞を受賞。現在は一橋大学社会学研究科にて国内移住に関する研究を行いながら、KAYAKURA代表として長野県を主なフィールドに観光インバウンド・移住・まちづくりのコーディネート・プランニング・調査・PRを多数手がける。2019年からは都内の企業と地方の企業や自治体をつなぐ新たな取り組みも開始。訪日観光客向け観光情報発信サイトNAGANO TRIP運営。池田町第六次総合計画審議委員。週刊SPAや公益社団法人 日本観光振興協会発行『観光とまちづくり』など寄稿多数。2019年4月から東京都国立市と長野県池田町の2拠点居住実践中.